ピンクとグレー
NEWSファンのお友達に《ピンクとグレー》の小説をお借りしたので読んだのですが、読み始めて2日で読み終えました(笑)
2日目は止まらず、深夜2時に読み終えました(笑)
本当にさしぶりに本を読みまして、私は本読むの苦手やからなぁとか思ってたのですが、すごく読みやすかったです。とゆうか止まらなくなるくらい面白かったです。
私が感じたことを書きますが、ネタバレだと感じるかもなので先に言いますが、ピンクとグレーの小説をまだ見ていなくて映画を観に行きたい方はこの記事は読まないほうがいいと思います!
そして、映画を観に行きたい方はぜひ小説を読んだほうがいいと思いました!!
私が現に読んでよかったと思ったので!はい!(笑)
さてさて、ピンクとグレー、入り組みあった内容でとても面白かったです。
まず目次から素敵。私はこういうオシャレに、そしてある一点のキーワードが必ず章ごとに出てくるという細やかさに惚れ惚れしてしまいました。
読み終えて思ったことは、映画の告知などでよく使われている言葉は「芸能界の闇」ですが、この物語は「白木蓮吾の闇」だと思いました。
芸能界の闇というよりも、鈴木真吾の中にある闇がもたらした理想郷、といいますか。
だからか、私はこの小説を読んでいる間、ずーっと胸の辺りがざわざわと痒くて。読んで読んで、読み進めていくにつれてそのざわざわは大きくなっていくんですけど、悲しいとか、泣きそうとか、苦しいとか、そんな気持ちが溢れてしまう一歩手前でずっと読み続けている感覚でした。何がそうさせたのか、それはりばちゃんよりも、ごっちの苦しさにかもしれません。序盤はごっちの本音は出てきませんが、随所随所で現れる表現、りばちゃんが思うこと、ごっちという人間のどこか手に掴めないところ。その苦悩は小説の序盤から漏れ出ている気がしました。
この物語は、りばちゃん目線でずーっと描かれていますが、ラストはりばちゃんが蓮吾を演じ、ごっち目線での回想が続いていき、ここら辺でもう巻き込まれて頭ぐちゃぐちゃになって、そして終わる。
絶対にりばちゃんが必要だったのは、鈴木真吾とゆう人間が生き続けるため。この友情は深すぎる。
白木蓮吾の闇は思う以上に深くて、白木蓮吾以外何も無くなるほどに彼は彼自身に乗っ取られ、そして彼も乗っ取られた。
それで、よかった。で終わらない話であるところが、この小説のいいところなのかもしれません。
自分なりの解釈ですので、えーっ!ってなった方はすいません。
小説読んでて、ずーっとごっちは裕翔くん、りばちゃんはまさきくん、サリーは夏帆ちゃんだったのですが、キャストが決まる前に読んだらよかった…って気持ちもあるし、このキャストを想像しながら読めてよかった…ともどっちも思いました。(笑)